1人反省会ー飯館村遠征

風と雲と結露。これらはすべて天体写真の障害であり、すべての心配が無い夜はあり得ません。特に結露は晴天の裏面みたいなものです。入念な結露対策ができてこそ、天体写真撮影の中上級者です。

そして秋は結露。だいこもんは結露対策を怠っていました。

だいたい、カメラレンズ3台の撮影計画を立てていたのに、レンズヒーターが2本しかないことに出発前に気づくというのがアホです。しかもそのうちの一本、電気抵抗が小さいほうが力不足でした。撮影終盤、だいこもん自慢のアポセコール+6Dツインシステムの片方は、前玉が曇っていました。

3台目のアポゾナーには、急場しのぎで用意した段ボールフードを取り付け。しかし、秋の夜の強烈な露には勝てず、あっという間にベショベショになって、あえなく前玉は真っ白。

ふふふ。こんなこともあろうかと。私は持参していましたよ、シリカゲル送風装置。こういう準備を怠らないのが上級者というものです。それの吐き出し口をフードの内側にテープで張り付け、一瞬で結露が消失する様を確認して撮影再開しました。空を見上げると、北からにわかに雲が迫っていました。

上の写真はその直後に撮影したもの。曇天の下で送風装置のポンプ、ぶいいいいいいん。響いてた。

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