2022年秋 皆既月蝕を満喫する

TL; DR

月蝕だ!glasnsciです。2022年11月8日。我々は富士山麓にある全国育樹祭記念広場で月蝕と天リフ山口編集長から依頼された配信を満喫しました。

皆既月蝕も終わり、天リフ配信も終わり、撤収前にみんなで記念撮影(撮影Aramis氏

天に軌道のあるごとく、人それぞれに運命と言うものを……

徴兵令だ!遡ること1ヶ月と半月と少々。天文リフレクションズ(通称天リフ)の山口編集長から声がかかりました。我々星沼会は天リフ主催(配信元はサイトロンジャパン)の月蝕配信に参加することになりました。

「11.8皆既月食×天王星食YouTubeライブ観望会」を開催します。|天リフNavi|みんなの星空ナビゲータ
みなさんこんにちは!11月8日、2022年最大のイベント、好条件の皆既月食が日本全国で見られます。しかも今回は皆既の時間

今回、星沼会は南北に分断され、2チームでの参戦。白河の関より南を星沼関東班、北を星沼東北班として参加させていただけることになりました。いくら同じ同好会とは言え、普段から内部では血みどろの抗争を繰り返し、派閥争いの絶えない星沼会です。表面上はにこやかな様相を装ってはいても、月一行われる満月期のテレカン(通称月齢テレカン)では、

「あのデコンボリューションチョベリバじゃね?」
「このPixelMathの使い方マジでアッと驚く為五郎なんですケドー」

などと年齢や天文歴を超えて侃々諤々の議論が行われているのです。すなわち(ここで論理が飛躍する)、今回の月蝕配信においても、同じ同好会といえどもなれ合ったりしてお互いに同じネタを使い回すなんてことが許されません。我々は建前では恒久な平和を祈念しつつ、内部では打倒関東・打倒東北の旗印に結集し、各々月蝕配信のネタ探しと与えられた配信枠内での話題構成の最適化に勤しむのでした……。

見上げたもんだよ夜空の月蝕

今回の月蝕に関しては、本会でおそらく最もblog執筆に邁進しているメンバーの一人であるAramisさん・そーなのかーさん・Niwaさんが、記事を仕上げていますので詳細はそちらをご覧ください。

11月8日遠征記録 快晴の皆既月食を育樹祭記念広場で見る
皆既月食の観測のため、山梨県の育樹祭記念広場へ行ってきました。前回の育樹祭訪問は2022年1月4日。10か月ぶりとなりました。単に皆既月食を見るだけならば自宅のバルコニーからでも十分なのですが、この日は星沼会としてサイトロンジャパンのYou...
「11.8皆既月食×天王星食YouTubeライブ観望会」に出演しました | そーなのかーの雑記帳
新しい価値の時代? 2022年11月8日 皆既月食・天王星食
今回の皆既月食・天王星食は「価値観がガラリと変わり、これまで好きでやってきたことが価値になる」という意味があるのだそうです。新しい時代を予感しつつ、山梨県全国育樹祭広場に星沼会の友人らと皆既月食・天王星食を見にいきました。

月食の配信は、東北班にだいこもん大顧問、そーなのかーさん、更にゲストの遠藤さん、山梨班にはNiwaさん・Aramisさん、ついでにぐらすのすち、さらにゲストにNiwaさんの奥様と檜木さんが参加しました(関東班には途中からyanamodakeさんと息子さんも参戦)。東北班の詳細なお話はまだ記事を起こしていない大顧問に任せることにして、更に山梨班の話はAramisさんとNiwaさんが大方書いているので、ぐらすのすちは書くことがありませんが、頑張ってクドクドと書くことにします。

月食が始まってから参戦されたyanamodakeさんは、コーヒーを持ち寄ってくださいました。これがベラボーに美味しいものでした。大抵の遠征地で飲むコーヒーは美味しいのです。冷え切った体に温かいコーヒーが染み渡るからでしょうか。遠征地でコーヒー飲んで「まずいな」と思ったことは一度もありませんが、yanamodakeさんのコーヒーはいつもの遠征地コーヒーより断然、輪をかけて美味しいものでした。そのコーヒーにはここで語り尽くせないほど熱い背景がありますので、また別記事にしたいと思います。

そうそう、配信の前には山口編集長との打ち合わせ含めて計5回ほどテレカンで打ち合わせを行ないました。テレカン以外にも、随時チャットツールを使ってコンタクトを取り、遠征場所の選定や機材の種類、当日の話題などについて昼夜を問わず議論していました。打ち合わせは十全かつ綿密に行なったと考えていて、ほぼパーフェクトな準備業務と自己評価しています。当日まで消せなかった不安材料は、配信地の山梨県にある全国育樹祭記念広場の通信状態。実際に、当日は通信状態に起因していると思われる音声不良とクライアントのシャットダウン&リブートが頻発しました。さらには、編集長との認識のすれ違いで、途中から無言状態という最悪の事態が発生。内容については、後日供養のため別記事にでも起こしたいと考えています。

月蝕配信を通じて発生した問題点については終了後に星沼会内部で反省会を開き、主に当日の動きや機材のトラブルについて問題点を集計したリストを作成しました。次回に活かしたいと思っています。大顧問に「仕事じゃねーんだぞ!」と怒られながらも「仕事じゃないから真面目にやるんですよ」と威張り散らかし、なんとか作成。一緒に、今回良かったことリストも作成しました。こちらも多分次回に活きると思います。

まとまりませんでしたが、終わります

率直に言えば、今回の配信は反省点が目立ちました。それでも楽しく準備して楽しく終えられたのは、なにより大きな収穫だと考えています。山口編集長から声をかけていただいて、裁量を与えられて一つ仕事を完了したということは何事にも代えがたい達成感があります。Youtubeへの配信が終わったあとにZoomのロスタイムで編集長には伝えましたが、わざわざ平日に年休を取って撮影地や遠征地まで行って配信しよう、と思えるのはすごいことですよね。率直に言えば、ぐらすのすちは声かかったのが山口編集長じゃなければ年休とらなかったですもん。月蝕なら街中からでも見られますから。山口編集長を中心としてみんな集まろうと思えるのは、編集長の人徳やこれまで培われてきた天文リフレクションズへの信頼あってのことなのだなと月蝕配信を通じて強く実感しました。

ほんとに最後にですが、現場では観測に来た方に色々に説明したり画面を見せたりするなど、当日は星沼会関東班も多少なりとも啓蒙活動的なものに加われたかなと思っています。少しは望遠鏡を暗がりへおっかなびっくり運び出す天文ファンが増えたらいいな。

また次回の月蝕中の惑星食配信も、参加したいな!

タイトルとURLをコピーしました