晴れ放題、食べ放題、寝放題!第4回星沼会合宿

みなさま、おこんばんは。ここ数年筋力トレーニングに傾倒し「今のわし、人生でもっとも体力が充実しているぞ」と感じている47歳のだいこもんです。キモいでしょうか? 家族にはキモいと言われております。

さて2025年の1月に、星沼会で2泊3日の合宿を行いました。その始終を報告いたします。

茨城県は花立山に「美スター」という天文台があります。星沼会メンバーは主に関東と宮城県に分布していて、ちょうど中間地点。どちらから参っても片道3時間ちょっとの立地です。ここを今回の開催地にえらびました。

マップ、合宿の場所の位置
施設の写真

天文台の横には、東西60m、南北20mほどのきれいな芝生が整備されていてコテージが4棟併設されています。ここに各自が望遠鏡を展開して撮影しつつ、屋内でビールやワインを飲んでやりましょうよ、って魂胆です。参加者は、M&M、そーなのかー、ぐらすのすち、Aramis、hinokir、丹羽雅彦、そして私です。

動画も、出来次第公開します。

冬の茨城は良く晴れる

日立とか常陸という地名から、あたたかな青空を連想するのは私だけでしょうか。二晩とも終始快晴、風も穏やかで寒さもそこそこ、おまけにシーイングも悪くない様子で素晴らしいコンディションに恵まれました。コテージからちょっと下にある花立山駐車場では、Twitterでよくお話しする天文民の方々も撮影を楽しまれていたようでした。

日没前の撮影場所の様子です。星まつりイベントで使われているステージの横で撮影しました。土曜の夜、天文台は一般公開の準備中で、スリットが開いています。右は動画を撮影しているM&Mさんです。

西に沈むぎょしゃ座と、星沼会の熱心な撮影風景。画面右のほうの赤いジャケットを着た人物はぐらすのすち君で、Celestoron EdgeHD800のガイドを調整しています。彼はM81を撮影中のようです。

コテージ内ではこたつ&バーベキューです。Aramisさん、丹羽さん、そーなのかーさん、M&Mさんですね。撮影はだいこもん。このときどんな話をしていたのでしたっけね。ちょっとお酒を飲み過ぎてしまってあまり覚えてませんが、ふだんdiscordで散々交わしている天文の話はあまりしなかったかな。各自の人生の話をしていたような気がします。

そしてそのままコタツで寝てしまったのでした。

第2夜は4名で撮影

日曜の朝を迎えました。

日差しのおかげで、昨晩までの冷え込みが嘘のように暖まってきます。機材に落ちた霜もあっという間に溶けました。気持ちの良い芝生でおにごっこなどの運動をしたくなってきます。

これは何をしているかと申しますと、倒立の練習です。だいこもん(左)は倒立で10歩歩けるようになることを2025年の目標としており、学生時代に体操をやっていたというHinokrさん(右)の指導を受けました。これも私にとって合宿参加の大きな目的の一つだったのです。こうやって写真を並べてみると、Hinokrさんの倒立の方が、手首から肩、腰のラインが一直線で優れています。

こんな風にしばらくウダウダと過ごしたのち、ふもとの温泉へ出かけました(このへんは疲れて写真を撮影してません)。30分くらい湯に浸かり、温泉付属の食堂で各自でそばやかつ丼などを食しました。
「さてと・・・、私は明日仕事なんでこれで・・」
残念ながら、ここで丹羽さんM&Mさんそーなのかーさんは帰宅です。
「えー、帰っちゃうんですかー」
って、3人を見送った駐車場の空にもう日差しはありませんでした。西からおおきな千切れ雲がつぎつぎと流れて来ます。うーん、さみしい&先行きが不穏。

しかーし!茨城県花立山はその晩も快晴だったです。うはうは、ざまー見ろなんつって残ったAramisさん、ぐらすのすちさん、hinokirとだいこもんで二晩連続の露光です。これでノイズも1/√2だぜ。

うええーい(Hinokrさんは屋内でお仕事中)。

そういえば、これまで星沼会の合宿では毎回合作をしていました。ところが4回目ともなりますと、若干マンネリ気味になっておりました。最近はリモート撮影の方が増えていて、合作しなくても数十時間露光とかザラになってきましたしね。

そういうわけですので今回は各自の撮影結果を紹介したいと思います。

合宿のリザルト

カタツムリ星雲 (撮影:だいこもん) Optics: Takahashi ε200 Camera: ASI2600MM & ASI2600MC
M108&M97(撮影:だいこもん) カタツムリ星雲 (撮影:だいこもん) Optics: Takahashi ε200 Camera: ASI2600MM & ASI2600MC
M81(撮影:ぐらすのすち) Optics: Celestoron EdgeHD800 Camera: ASI2600MM
LDN1399(撮影:Aramis) Optics:ZWOFF80APO Camera:ASI2600MCP Duo
IC443(撮影:Aramis) Optics:ZWOFF80APO Camera:ASI2600MCP Duo
M78&LDN1622(撮影:M&M)
Optics:Takahashi FSQ106
Camera: ASI2400MCP
OSCによるSh2-240(撮影:M&M)
Optics:Takahashi FSQ106ED
Camera: ASI2400MCP
M106(撮影:M&M)
Optics: Takahashi FSQ106ED
Camera: ASI2400MCP
Vespera IIによるM42(撮影:丹羽雅彦) Optics & Camera: Vespera II

むすび

二日目の夜もあっという間に過ぎ去り、月曜の朝になりました。世の労働者たちが、ウツな気持ちでそれぞれの仕事場へ向かっている時間帯です。

最後に残ったぐらすのすちは、花立山の中腹に建てられた受付小屋にコテージの鍵を返却し、ひとり外に出ました。はるか南東にはひたちなか市、そして太平洋が輝いて見えます。南へ向かう連絡船が、海へ、物憂げな影を落として見えました。

「さあ、僕らも僕らの日常へ戻るのだ。さらば花立山天文台。アスタ・ラ・美スター。また来年会おう!」

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